生理不順だと不妊になりやすい?
生理不順と不妊の関係性を、けい子レディースクリニック表参道の寺師先生に聞いてみました。
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監修医師:
けい子レディースクリニック表参道 院長
寺師 恵子
目次
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生理不順と不妊の関係
生理不順だと不妊になりやすいのでしょうか?関係はありますか?
生理不順には
・排卵がある生理不順
・排卵がない生理不順
があるので、不妊かどうかはきちんと検査しないとわかりません。
毎月きちんと排卵があるのが正常なので、排卵がないと妊娠しづらいことにつながります。
基礎体温の記録が大切
排卵があるか知るためには、基礎体温を測った方が良いのでしょうか?
月経があるだけでは排卵があるかわからないので、基礎体温の記録をつけたほうが良いですね。
基礎体温の記録をした方がいいんですね!
基礎体温がなくても診察はできます。
超音波や血液検査などいろんな指標があるので、基礎体温は参考程度に見ています。
毎日測るのも大変ですもんね…
もちろん不妊症の場合には記録をつけてほしいですが、それがストレスになってしまうのも良くないので、強制はしていません。
そんなにきちんとつけていなくて良くて、排卵があるかないか傾向がわかれば良いです。
そうなんですね!
まずは排卵があるかないか知ることが大事なんですね!
低用量ピルで不妊を予防できる
あとは、ピルを飲んで無理に月経も排卵もおこなさい環境を作っておくと、不妊の原因の一つである子宮内膜症の予防になります。将来妊娠したいと思ったときに不妊症になっているということになりにくいです。
ピルは生理痛を楽にするだけではなく、将来的に不妊の予防になるんですね!
寺師先生、教えていただきありがとうございました!
まとめ
この記事では、寺師先生に「生理不順と不妊」についてお話いただきました。 ポイントをまとめると下記の通りです。
- 生理不順には、排卵がある場合と排卵がない場合がある。
- 排卵がない生理不順の場合は不妊につながる。
- 月経の有無だけでは排卵があるか判断できない。
- 基礎体温の記録が排卵の有無の判断材料のひとつになる。
- 排卵の有無は婦人科での超音波検査や、血液検査などでも判断できる。
生理不順は不妊の原因になる可能性があります。自覚症状がある場合は医師に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。