
生理用ナプキンがないときはどうしたらいい?

外出先でナプキンを忘れてしまったときの対処法
外出先などでうっかり生理用ナプキンを忘れてしまったときはどうしたら良いでしょうか?


今のティッシュ は水に溶けにくくなっているので、ティッシュを折りたたんで使うと良いと思います。
経血が下着に染み込まないようさらにビニールやサランラップで包むのも良いでしょう。
ティッシュだと濡れて気持ち悪く感じでしまうようであればタオルで代用しても良いと思います。
ティッシュよりもタオルの方が吸水性が良いですし、皮膚には優しいと思います。
しかし、陰部が湿った状態が続くと雑菌が繁殖しやすいので、できるだけ早く取り替えましょう。

おりものシートの使いすぎには注意
湿った状態が長時間続くのは良くないのですね。


そうですね。陰部は通気性の良い状態を保った方が良いです。
例えば、おりものシートの常用や長時間つけっぱなしには 注意しましょう。膣の中は普段から乳酸菌で守られており、排卵期は透明なおりものが増え、月経前は膣の中で酸性化したおりもの(白っぽく、乾くと黄色くなる)が増えてきます。おりものに含まれる乳酸菌が自分の身体を守ってくれています。また、膣内の酸性化によって陰部は雑菌から守られています。外陰部を洗いすぎると、皮膚のバリアが破れて感染に弱くなるので、やさしく洗浄するだけでいいと思います。
洗いすぎも良くないのですね。
ちなみに、ナプキンの無い昔はどうしていたのでしょうか?


戦争が終わるまで今の生理用ナプキンはありませんでした。昔の芸者さんは自前で綿をタンポンのように詰めて使っていたり、着物のはぎれや布を当ててしのいでいたと言われています。
そうなんですね!今の生理用ナプキンは肌にも優しくてとても使いやすいですよね。塚越先生、教えていただきありがとうございました。

まとめ
この記事では、塚越先生に「生理用ナプキンを持っていない時の対処法」についてお話いただきました。 ポイントをまとめると下記の通りです。
- 生理用ナプキンの代用として、ティッシュやタオルが活用できる。
- 陰部が湿った状態が続くと雑菌が繁殖しやすいため、できるだけ早く取り替えるようにする。