生理中には「牛肉」がおすすめ!含まれる栄養素とおすすめレシピまとめ
生理中には「牛肉」がおすすめ!
生理期間に特に気をつけたいのが “貧血” 。生理による貧血予防には、鉄分を多く含む食材を取り入れるのがおすすめです。「牛肉」には豚肉や鶏肉よりも多くの鉄分を含んでおり、貧血対策にぴったりです。食品中に含まれる鉄には、動物性の「ヘム鉄」と植物性の「非ヘム鉄」があり、牛肉に含まれるようなヘム鉄の方が体内での吸収率が高く、効率的に鉄分を摂ることができますよ。
「牛肉」に含まれる栄養素とその効果
今回は「牛肉」に含まれる栄養素の中でも、特に生理期間の不調に効果が期待できる栄養素をまとめてみました。
生理による貧血予防には、鉄分が多い食材を食事に取り入れるのがおすすめ。日本橋「フィーカレディースクリニック」の篠原先生によると、食材を焼く前の赤い色が鉄分の色だそう。そのため、鶏肉や豚肉よりも赤色が濃い"牛肉"には鉄分が豊富。また、牛肉の中で最も鉄分が多い部位はレバーで、赤身肉の「ヒレ」や「ランプ」、「もも」などの赤身肉にも多く含まれています。脂身よりも赤身肉に鉄分が含まれているため、迷ったら赤身の部位を選びましょう。
ちなみに、牛肉だけでなく、豚肉や鶏肉のレバーにも鉄分が多く含まれています。レバーが食べられる方はぜひ食事に取り入れてみてくださいね。
動物性の「ヘム鉄」は、植物性の「非ヘム鉄」よりも吸収率が高いため、効率的に鉄分を摂取できますよ。
牛肉は、女性ホルモンや筋肉のもとになる良質な「たんぱく質」を多く含んでいます。熱の材料にもなるので、体温上昇にも効果が期待できます。冷え を感じやすい方にぜひ摂ってほしい栄養素です。
また、牛肉は「トリプトファン」という必須アミノ酸を多く含んでいます。この成分は ”しあわせホルモン”とも呼ばれる「セロトニン」の材料になります。セロトニンは感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関係する三大神経伝達物質のひとつ。PMS等で精神的にも不安定になりがちな生理期間にぜひ摂っておきたい栄養素ですね。
牛肉の特に内臓の部位には「ビタミンB群」や「ミネラル」が豊富に含まれています。身体や脳の疲労回復に役立つ「ビタミンB1」、皮膚や粘膜の健康維持を助ける「ビタミンB6」など、生理期間の肌荒れや疲れに効果的な栄養素をおいしく摂ることができますよ。
「牛肉」を使った生理中におすすめレシピ
牛肉薄切り肉をたっぷり使用したクリーム煮。包丁不要で10分でパパッと作れて身体も温まるので生理期間にぴったりのひと品です。
鉄分を多く含む牛もも肉を使ったニラ炒めです。レバーが得意でない方も牛もも肉で作るニラ炒めなら食べやすそうですね。
わさびのさわやかな香りがよく合う、濃厚バルサミコソースの牛ステーキです。がっつりお肉を食べて栄養をチャージしてくださいね。
シンプルに醤油漬けダレで味付ける牛もも肉のたたき。作っておけばお腹がすいた時にすぐに食べられます。ご飯にもよく合いそうですね。
「牛肉」は貧血対策におすすめ!
生理中は経血によって鉄分が減って、貧血などの不調を感じる方も多いはず。吸収率の高い鉄分を多く含んだ「牛肉」はそんな生理中にぴったりの食材です。他の食材と合わせながら、バランスよく栄養素を取り入れてみてくださいね。
まとめ
この記事では、生理中に「牛肉」をおすすめする理由や含まれる栄養素ついてご紹介しました。 ポイントをまとめると下記の通りです。
- 牛肉に多く含まれる「鉄分」は、貧血対策に効果的。牛肉に含まれる動物性のヘム鉄は、植物性の非ヘム鉄よりも吸収率が高いため、効率的に鉄分を摂取できる。
- 牛肉に多く含まれる「たんぱく質」は、体温上昇に効果が期待できる。
- 牛肉に含まれる「トリプトファン」は、”幸せホルモン”とも呼ばれる「セロトニン」の元になる栄養素で、心の不調に効果が期待できる。
- 牛肉にはさまざまな「 ビタミン」が含まれており、生理期間の肌荒れや疲れに効果が期待できる。
牛肉には生理期間に摂りたい栄養素が豊富に含まれています。生理期間の食事に取り入れて、体調改善を目指しましょう。