生理はいつからはじまるの?おすすめナプキンや知っておいて欲しいこと
生理はいつから始まるの?
はじめての生理のことを「初潮 (しょちょう)」または「初経(しょけい)」 といいます。人によって始まる年齢は様々ですが、10才(小学5年生)〜13才(中学1年生)で始まる人が多いです。まだ初潮をむかえていない方は、突然始まってびっくりしないように心の準備をしておきましょう。もし15才になっても生理が始まらなければ、婦人科で診察してもらいましょう。
身長が低かったり、体重が軽いと「生理がはじまるのがおそい」と言われることもありますが、始まるタイミングは人によって様々です。個人差があるのでお友達とくらべて始まるのが遅い…と落ち込まなくても大丈夫です。いつかくる初潮にそなえて準備をしておきましょう。
初潮で経血(生理のときに出る血)が急にたくさん出てくることはあまりありません。はじめはショーツに茶色の血の汚れや血が少しだけ付いたりします。見つけたらあわてずにナプキンをつけて対応しましょう。ふだんからナプキンを持ち歩いていれば、学校や外出先で初潮をむかえても安心ですよ。
初潮に向けて準備しておきたい「生理セット」
初めて生理をむかえる時はだれだってびっくりするもの。生理用品をきんちゃくなどでまとめて持ち歩いていれば、あわてずに対応できますよ。これから初潮をむかえる方に向けて、準備しておくと便利なグッズをまとめてみました。
いつ生理がきても大丈夫なようにナプキンを2〜3枚準備しておくと安心です。はじめての生理ではショーツから経血が漏れていないかそわそわしがち。羽付きのものや長さのあるスポーツタイプのものを用意しておくと安心です。以下のようなナプキンがおすすめです。
初心者の方には特に、ふつうのショーツよりもサニタリーショーツを使用するのがおすすめです。サニタリーナプキンは防水機能が付いていて、万が一経血がナプキンから漏れても衣服に染みるのを防いでくれたり、汚れが落ちやすいという利点があります。ナプキンを収納できるポケット付きのショーツや、かわいいショーツもたくさん販売されているので、お気に入りのものを探してみてくださいね。
ナプキンの使い方
知っているようで知らない「ナプキンの使い方」をまとめてみました。大人の方もこの際にぜひおさらいしてみてくださいね。
● 羽なしの場合
ナプキンの幅が1番細くなっているところを、ショーツの股の部分の1番細い部分に合わせて、真っ直ぐに貼りつけます。
● 羽付きの場合
ナプキンの羽を、ショーツの股の部分の1番細い部分に合わせて、真っ直ぐに貼りつけます。
短いタイプのナプキンは前後が決まっていない場合も多いですが、長いタイプのナプキンはお尻側が長くなっていることが多いです。また、包装紙のテープがついている方が前の場合が多いようですよ。
①ナプキンをショーツから取り外します。
②経血が付いた面を内側にしてナプキンをくるくると巻きます。
③ナプキ ンの包装紙に②のナプキンをのせ、さらにくるくると巻き、テープで止めます。
④専用のゴミ箱に捨てます。
経血の量が多い場合や、ナプキンの包装紙がない場合はトイレットペーパーで巻いてゴミ箱に捨てましょう。また、包装紙のテープが弱い場合はさらにトイレットペーパーで巻いて捨てるのもよいですね。トイレのお掃除をしてくださる方や他の方に経血が見えないように捨てるのがマナーです。
ナプキンを取り替える頻度
生理用ナプキンのメーカーによると、ナプキンは少ない日でも2〜3時間に1回は取り替えるのがよいそう。夜寝ているときや、長時間トイレに行けないようなこともあるかとも思いますが、日中トイレにいける環境であればこまめに取り替えるようにしましょう。
経血が少ない場合でも汗によってデリケートゾーンが蒸れた状態が続くと、かぶれやかゆみなど肌トラブルの原因になります。そのため、経血が少なくナプキンが汚れていない場合でも2〜3時間を目安に取り替えましょう。
授業やおでかけなどの予定があって長時間トイレに行けないことが分かっている場合は、予定の直前にナプキンを変えておくと不安な気持ちを解消できます。「まだそんなに汚れていないから…」と、ナプキンを取り替えるタイミングを逃してしまうと、あとから漏れていないか不安な時間を過ごすことになります。余裕を持って取り替えるのがおすすめです。
ナプキンの種類と選び方
● 昼用
【軽い日】経血量が少ない日に使います。長さは短いです。
【ふつうの日】量がふつうの日に使います。長さは普通のもの〜長いものまでさまざまです。
【多い日】2日目など量が多い日に使います。長さは長いものが多いです。
● 夜用
長さが29cm〜42cmまでいろいろな長さのものあります。経血量やショーツ丈に合わせて、自分に合ったサイズを探しましょう。また、寝ている時には無意識に寝返りを打つことも多いので、羽付きを選ぶと安心です。量が多い場合はショーツタイプのナプキンもおすすめです。
● 羽つき / 羽なし
ナプキンには羽つきタイプ、羽なしタイプがあります。「羽つき」はショーツにしっかりと固定されるのでズレや横漏れを防げます。多い日やたくさん動く日でも安心です。「羽なし」は量が少ない日やあまり動かない日におすすめです。
ナプキンはどうやって使い分けるのでしょうか。今回はペアケアスタッフ3名に、1日目〜7日目までどんなナプキンを使っているのか聞いてみました。人によって経血量や生理の日数は違いますが、ぜひ参考にしてくださいね。
生理中のにおい対策
実は経血は体から出た直後は無臭です。時間が経つにつれて酸化し、雑菌が増えることによって嫌なにおいが発生します。そのため、ナプキンをこまめに取り替えたり、トイレのビデでデリケートゾーンから経血をきれいに落としたりすることで、生理中の嫌なにおいを予防できます。
デリケートケア用のウェットシートを使うのもおすすめです。携帯できるサイズで持ち運びやすく、使用後はトイレに流せるタイプのものが多く発売されています。香り付きのものもあるのでにおい対策にもぴったりですね。
おすすめのナプキン
これまでナプキンを多く比較したペアケアスタッフが、生理初心者さん向けにおすすめのナプキンをまとめてみました。
実際に音を比較してみて、1番静かに包みをひらけたのが「センターイン コンパクト1/2」でした。また不織布の包みのナプキンも音が出ずらく静かでした。
包みがかわいかったのはこちらのナプキン。見た目もかわいいと気分が上がりますよね。センターインの商品はかわいいパッケージのものが多かったです。
ナプキンのもこもこ・ごわごわした感じが苦手…と言う方にはスリムタイプのナプキンがおすすめです。スリムタイプのナプキンなら持ち運びの際にもかさばらず、つけてもゴワゴワ感が少ないですよ。
体育や部活など、運動の際にはこんな生理グッズがおすすめ。ソフィ「シンクロフィット」は、ナプキンにプラスして使用する生理グッズ。経血がドッと出ても受け止めてくれます。トイレに流せるのもうれしいですね。ソフィ「SPORTS」は運動に特化したズレに強いナプキン。長さが普通のナプキンよりも長く、羽もしっかりとしたつくり生理初心者さんにも安心です。
吸水ショーツもおすすめ
「生理用吸水ショーツ」は、吸水性のある布を何層にも重ねることで、吸水性を持たせたショーツのこと。ナプキンいらずで経血を吸収してくれるので、生理が来ちゃいそう…というときに念の為履いておくのもおすすめです。また、ナプキンの羽を折り返せるように股の部分が2重構造になっているものも多く、ナプキンと併用して使用する方も多いようです。万が一ナプキンからモレてしまっても、吸水ショーツが吸収してくれるので安心感がありますね。
こちらは子供向けの吸水サニタリーショーツの3枚セット。色の組み合わせもさまざまな組み合わせから選べるので、きっとお気に入りのものが見つかるはず。価格も控えめなので、まず使って試してみたい方にもおすすめです。
はじめての生理もこれでかんぺき!
何かと戸惑うことが多いはじめての生理。しっかりと準備をしておけば不安な気持ちも解消されるはず。これから生理をむかえる方も、生理初心者さんもぜひ参考にしていただけるとうれしいです。