オーガニックナプキン6種類くらべてみました!
オーガニックナプキンとは?
そもそも「オーガニックコットン」とは、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられたコットンのこと。また、製造過程において労働の安全や児童労働など社会的規範を守っているのも特徴です。身体だけではなく、地球環境や社会に対してもやさしい素材と言えるので、サステナブルの観点からも注目されています。
「オーガニックコットンナプキン(オーガニックナプキン)」とは、"肌に触れる部分の素材にオーガニックコットンを使用しているナプキン"のこと。肌にやさしい素材なので、デリケートゾーンのかゆみ・かぶれなど肌トラブルに悩んでいる方におすすめです。
オーガニックナプキンのメリット・デメリット
前述の通りオーガニックコットンを使用しているため肌にやさしいのが1番の特徴。デリケートゾーンの肌トラブルが気になる方や、肌に触れるものだからこそ素材にこだわりたい方におすすめです。また、オーガニックナプキンは一般のナプキンに使用されている "ポリマー(高分子吸収材)"という水分を固める化学物質を使用していない "ノンポリマー" の製品が多いです。ポリマーは経血をジェルのように固めてくれて便利な一方、長時間つけていると体温を奪ってしまうと言われているため、その点でもノンポリマーの製品はデリケートゾーンにやさしいと考えられます。また、ポリマーがない分、一般的なナプキンよりも生地に厚みをもたせている商品が多く、一度使うとふかふかの感触にやみつきになる方も多いようです。
オーガニックナプキンはノンポリマーの商品が多いため、経血の量が多いと普通のポリマー入りの商品よりもどうしてもモレやすいつくりになっています。そのため、普通のナプキンと比べるとこまめに取り替える必要があります。また、厚みのあるタイプのナプキンはふかふかの感触が気持ちよい反面、股の部分に何かを挟んでいる感覚が強いので、人によってつけ心地の好みが分かれるかもしれません。価格面でも普通のナプキンよりも割高なものが多いです。
オーガニックナプキン6種類比べてみました!
今回は、オーガニックナプキンを6種類実際に使って試してみました。
2020年から発売されている無印良品の生理用ナプキン。「羽あり」「羽なし」が販売されています。今回比較したナプキンの中でも最も厚みのあるつくりで、ふわふわの感触でした。ポリマーを使用していない点でも肌にやさしいですね。テープの粘着力が強くずれにくい反面、多少のはずしにくさは感じました。
パッケージにうさぎのイラストが描かれたオーガニックナプキン。「羽あり」「羽なし」「夜用」が販売されています。上に紹介した無印良品と同じ製造元ということもあって、使用感・見た目は無印良品のナプキンとほぼ同じ。近ごろは薬局でも販売されていることも多いので、見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。無印良品のナプキンが気になる方はまずはこちらから試してみてもよいかもしれません。
日本初の “コットン100%のトップシートと高分子吸収材不使用(ノンポリマー)を両立した生理用品” として誕生したナチュラムーン。他のメーカーのオーガニックナプキンと比較すると、横幅が広めで横漏れ防止の立ち上がりがあるので、多い日でもモレにくく安心感がありました。「多い日の昼用」「普通の昼用」「多い日の夜用」などサイズ展開も多く、シーンに応じて使い分けがしやすいのも便利ですね。
ナチュラムーンと同じ製造元で、ナプキン本体の見た目や使用感は似ています。こちらもノンポリマーなので安心です。タンザニア産オーガニックコットンを100%使用していて、肌あたりが今回比較した中で1番よく感じました。なによりパッケージデザインがとってもおしゃれで気分が上がります。「ふつうの日用」「多い日用」「特に多い日用」があります。
羽なしなので横漏れが心配でしたが、フィット感があり、横漏れ防止の立ち上がりもあるので意外と漏れはありませんでした。また、今回比較した中で2番目に厚みのある商品で、ふかふか感が欲しい方にはおすすめの商品です。また、こちらは今回比較した商品の中で唯一の "ポリマー入り"。長時間使う際にも心強いオーガニックナプキンです。「ふつうの日用」と「多い日の昼用」があり、どちらも「羽なし」のナプキンです。
オーガニックナプキンを試してみよう!
筆者は今回初めてオーガニックナプキンを使用したのですが、付けているだけで贅沢な気持ちになれるふかふかの感覚は新鮮でした。ふつうのナプキンよりは値が張りますが、使い心地がよいので定期的に使用したいと思いました。気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね。