妊娠したかもと思ったら、チェックすること
妊娠をしたかもと思ったら
妊娠したかもと思っ たらまず、何をしたら良いでしょうか?
まず、月経予定日から1週間以上月経がなければご自身で市販の妊娠反応検査を行いましょう。陽性であれば、子宮の中に赤ちゃんの袋が確認できているか確認するために産婦人科を受診しましょう。
また、基礎体温を測定している場合、高温期が14日以上続くと妊娠の可能性がありますので、この場合も月経予定日から1週間以上月経がなければ妊娠反応検査を行いましょう。
もともと生理不順の場合もでしょうか?
念のため月経予定日から1週間を過ぎていたら妊娠反応検査をしてください。陰性であっても月経が遅れている原因があるかもしれないので受診をおすすめします。
妊娠後に身体に起こる変化
妊娠していた場合、身体にはどんな変化が起こるのでしょうか?
妊娠超初期の症状と月経前の症状は似ていることが多く、一概に何か特異的なことが妊娠超初期に起こるかとは言えません。
まれに着床出血といって、月経予定日より前の着床の時期に月経のような出血が少量起こることがありますが、全員に起こることはありません。
また着床出血の他に、胎盤や赤ちゃんが育つ過程で少量の出血がでることもあります。
お腹の痛みや出血を伴う場合は子宮外妊娠の可能性もありますので、妊娠反応陽性の場合となったら、まずは産婦人科で正常な妊娠なのか確認をしてください。他にも切迫流産の可能性もありますので、妊娠後は腹痛や出血には注意してください。
もしも、流産してしまったとしても、遺伝子や染色体異常の場合がほとんどなので自分のせいだと落ち込まないことが大切ですね。
産婦人科ではどのような検査をするのか
産婦人科ではどんな検査をするんでしょうか?
子宮の中に正常に妊娠しているかどうか超音波検査で確認しま す。
確認できない場合は最終月経や排卵日などから妊娠週数を推定し、必要に応じて血液検査などすることもあります。
妊娠後に注意すべきこと
妊娠しているとわかったら、気をつけることはなんですか?
喫煙していたりアルコールを飲んでいる人は妊娠反応が陽性になったらやめましょう。また、パートナーや同居の方が喫煙している場合も禁煙をすすめてください。副流煙も赤ちゃんに影響していきます。
また、持病がある人やお薬を内服している人はかかりつけの先生に相談して、お薬の調整や変更、妊娠継続可能かなどの相談をしましょう。(場合によっては妊娠継続が難しい場合もあります)
妊娠したかもと思ったら妊娠反応検査と産婦人科へ行ったら良いのですね!小野寺先生、ありがとうございました!
まとめ
この記事では、小野寺先生に「妊娠を確認する方法」についてお話いただきました。 ポイントをまとめると下記の通りです。
- 月経予定日から1週間以上月経がなければ妊娠の可能性がある。
- 基礎体温を測定している場合、高温期が14日以上続くと妊娠の可能性がある。
- 市販の妊娠反応検査を行い、陽性だった場合は産婦人科を受診する。
- 妊娠超初期の症状と月経前の症状は似ている。まれに出血する場合もあるので注意する。
- 産婦人科では超音波検査で正常に妊娠しているかの確認に、必要に応じて血液検査も行う。
- 妊娠が発覚したら喫煙や飲酒は止め、常用薬の見直しを行う。
妊娠中は赤ちゃんの健康を守るためにも適切なケアが必要です。妊娠の可能がある場合には市販の妊娠反応検査を使用したり、婦人科での検査を受けるなど、適切な処置を受けるようにしましょう。
女性医療クリニックLUNA横浜元町 副院長
日本産科婦人科学会認定専門医
2014年 久留米大学医学部卒業
2016年 東京都立大塚病院
2019年12月 女性医療クリニックLUNA横浜元町で婦人科外来を開始