ピルの価格はどのくらい?どこで手に入るの?保険適用・適用外の差は?
- 1.ピルとは
- 2.ピルが買える場所
- 3.ピルの価格
- 4.ピルを保険適用で処方にしてもらうには
- 5.まとめ
ピルとは
そもそも、ピルの種類や商品にはどんなものがあるのでしょうか?
「ピル」とはエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンを配合したお薬で「経口避妊薬」とも呼ばれています。ピルには大きく分けて「低用量ピル」「超低用量ピル」「中用量ピル」「アフターピル」の4つの分類があります。
たとえば、生理不順やPMS(生理前症候群)の症状が重い方、生理の量が重い方など、生理に関わるトラブルの解決法として処方することが多い「低用量ピル」「超低用量ピル」では、世界に300以上の商品数があります。
ピルが買える場所
そんなにあるんですね!ピルはどこで手に入るのでしょうか?
ピルは婦人科や産婦人科で受診し処方してもらえます。また、最近はオンライン診療でも処方してもらえる場合もあるので近くに病院がない場合はそのような方法を検討してもいいかもしれません。
ピルの価格
ピルの価格はいくらぐらいなのでしょうか?
ピルの種類や商品、保険適用・適用外か、また病院によって価格設定が異なります。「低用量ピル」「超低用量ピル」はともに保険適用で1,000円程度で処方している病院が多く、保険適用外だと3,000円程度の場合が多いです。また「低用量ピル」よりも「超低用量ピル」のほうが若干価格が低いですね。ジェネリックの商品があればさらに価格が下がります。
ピルを保険適用で処方にしてもらうには
ピルを保険適用で処方してもらうにはどうすればよいのでしょうか?
婦人科や産婦人科で処方する場合は、どのような目的でピルを処方するのかによって保険適用 / 保険適用外の対応が異なります。たとえば生理不順やPMSの解消目的などの処方であれば保険適用、避妊目的の処方であれば保険適用外です。また商品によっては、保険適用にできないものもあります。オンライン診療の場合は保険適用外の自費診療となることも多く、その場合は病院を受診して処方してもらうよりもピルの価格が高額になります。
処方する目的や処方の方法で異なるのですね!藤東先生、教えていただきありがとうございました。
まとめ
この記事では、藤東先生に「ピルの価格や保険適用」についてお話いただきました。 ポイントをまとめると下記の通りです。
- ピルは避妊効果があるだけでなく、生理痛や生理不順の改善にも効果がある。
- ピルを入手するには婦人科や産婦人科、オンラインで処方してもらうといった方法がある。
- ピルは種類によって費用が月に数千円から1万円以上まで幅広く、避妊目的の処方など目的によっては保険適用外になる 場合もある。
- オンライン診療の場合は保険適用外の自費診療になることが多い。
ピルは避妊効果だけでなく、生理痛や生理不順の改善にも効果があるため、女性にとって重要な選択肢の一つです。しかし、種類によっては保険適用外のものもあるため、費用についても注意が必要です。ピルの費用は月に数千円から1万円以上まで幅広く、自己負担額が大きい場合もあるため、お医者さんに相談しながら、自分に合った種類を選ぶようにしましょう。
藤東クリニック 理事長・院長
1993年4月 東京医科大学病院 産科婦人科学教室 研修医
1994年5月 中野総合病院 産婦人科 医員
1995年6月 戸田中央産院 産婦人科 医員
1995年11月 東京医科大学 産科婦人科学教室 研究員
1997年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 助手
1999年3月 東京医科大学麻酔科学教室
1999年7月 東京医科大学八王子医療センタ- 産科婦人科医長
2002年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 助手
2002年5月 米国カンザス大学医学部 細胞生物学教室へ留学
2004年4月 東京医科大学産科婦人科学教室 講師
2004年11月 東京医科大学病院産科婦人科学教室 医局長
2008年6月 県立広島病院 婦人科部長
2010年6月 産科・婦人科 藤東クリニック 院長
2015年11月 医療法人双藤会 理事長