生理中には「アボカド」がおすすめ!含まれる栄養素とその効果とは?
生理中には「アボカド」がおすすめ!
なめらかで濃厚な味わいで脂肪分も多いことから ”森のバター” ともよばれるアボカド。そのまま食べても、サラダなどに合わせてもおいしいですよね。実はアボカドは生理中の不調改善にもぴったりな食材なのです。
「アボカド」に含まれる栄養素とその効果
今回は「アボカド」に含まれる栄養素の中でも、生理期間の不調に効果が期待できる栄養素をまとめてみました。
むくみにお悩みの方にぜひ摂取してもらいたいのが「カリウム」。体内の水分量を調整し塩分を排出するはたらきがあるので、むくみの改善に役立ちます。フルーツや野菜に多く含まれるカリウムですが、アボカドはフルーツの中でもトップクラスの含有量です。また、カリウムは水に流れやすい性質がありますが、アボカドは洗う必要がないので無駄なくカリウムを摂取できます。
「ビタミンE」には、ホルモンバランスや自律神経などの生殖機能を正常に保つはたらきがあります。気持ちが不安定になりがちな生理前〜生理中に特に摂取したい栄養素です。油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。
神経伝達物質を作るのに必要な栄養素が「ビタミンB6」。アボカド100gに含まれるビタミンB6は成人女性の1日の必要量の約3分の1。イライラ・憂鬱などの心の不調にも効果があるとい われているので、PMSに悩む方にもおすすめしたい食材です。ビタミンB6が不足すると生理痛やつわりを強めてしまうといわれているので積極的に摂取するようにしましょう。
生理前後のお悩みで多いのが ”便秘”。そんな便秘の改善や整腸機能をもつ「食物繊維」がアボカドには多く含まれています。実はアボカド1個には、ごぼう1本分程度の食物繊維が含まれているんです。「あゆみレディースクリニック高田馬場」の佐藤先生によると、便秘を改善するにはしっかりと食物繊維と水分、オリゴ糖やビフィズス菌・ラクトフェリンなどを積極的にとり、腸内細菌を増やしてあげるとよいのだそうですよ。
「アボカド」を使った生理中におすすめレシピ
単品で食べてもおいしいアボカド。ほかの食材にも合わせやすいので、生理中にぴったりのレシピをまとめてみました。
アボカドと同様に「ビタミンB6」と多く含むまぐろ。まぐろとアボカドを和えてごはんにのせるだけの簡単どんぶりは栄養たっぷり。ハワイ語で「アヒ」はまぐろ、「ポキ」はアボカドを意味するローカルフードです。
小松菜には、実はほうれん草よりも鉄分を多く含まれています。海苔とごま油をあえるだけで完成する簡単なひと品です。
切って混ぜるだけの簡単レシピ。うずらの卵は赤血球をつくり貧血予防に効果のある「ビタミンB12」がたっぷりと含まれています。なんと鶏卵の約5倍も含まれているのだそう。そんなうずらのたまごとアボカドを合わせた栄養満点のひと皿です。
レンジで作った飴色たまねぎをアボカドにのせたおつまみ。タレにラー油を入れてビタミンEの吸収率もアップ!5分でパパッと作れるのもうれしいですね。
「アボカド」で生理中の不調を改善しよう
おいしく栄養満点のアボカドは生理前〜生理中の女性にぴったりの食材。むくみや便秘の対策、心の不調にも効果が期待できますよ。他の食材もバランスよく取り入れながら、生理期間の不調改善をめざしましょう!
まとめ
この記事では、生理中に「アボカド」をおすすめする理由や含まれる栄養素ついてご紹介しました。 ポイントをまとめると下記の通りです。
- アボカドに多く含まれる「カリウム」は、むくみ解消に効果的。フルーツの中でトップクラスの含有量を誇る。
- アボカドに含まれる「ビタミンE」は、ホルモンバランスや自律神経などの生殖機能を正常に保つはたらきがある。
- アボカドに含まれる「ビタミンB6」は、イライラ・憂鬱などの心の不調にも効果が期待できる。
- アボカドに多く含まれる「食物繊維」は、便秘の改善や整腸機能の効果がある。
アボカドには生理期間に摂りたい栄養素が豊富に含まれています。生理期間の食事に取り入れて、体調改善を目指しましょう。"