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排卵検査薬はいつから使う?OGP

排卵検査薬はいつから使う?妊娠しやすいタイミングと正しい使い方

妊活をするうえで、排卵日を知ることはとても大切です。「排卵検査薬」はその排卵日の予測を助けるアイテムです。今回は、「排卵検査薬」の使い方や使用する適切なタイミングについてまとめてみました。
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排卵検査薬とは?

「排卵検査薬」とは、排卵日を調べるための検査キットのことです。「排卵」とは、卵子とよばれるたまごが成熟し、卵胞という卵子を育てる袋を破ってお腹の中にでて、卵管に吸い込まれていくことを指します。排卵検査薬は、尿中に含まれるLHホルモン(黄体形成ホルモン)に反応します。このLHホルモンは普段から分泌されていますが、排卵日付近になると分泌量が急激に増加する「LHサージ」という現象が起こります。LHサージが起きてから、およそ40時間以内に排卵するとされており、これをとらえることで排卵日を予測することができます。排卵日を予測することで、妊娠しやすい時期を知ることができます。

排卵日と基礎体温の関係

排卵日を予測するためには、基礎体温の変化を記録することも一つの鍵です。基礎体温には、高温期と低温期があり、排卵期はその境にあります。低温期から高温期に変化する間の数日間が排卵期といわれており、基礎体温を毎日記録していくことで、排卵のリズムや周期の傾向を把握することができます。ただし、基礎体温の変化を見るだけでは排卵日を特定することはできないため、排卵検査薬と組み合わせて使い、より正確な排卵日を把握できるようにしましょう。

基礎体温表の例

排卵検査薬を使うタイミング

排卵検査薬を使い始めるタイミングは、次の生理予定日のおよそ17日前が目安となっています。排卵は、たとえば月経周期が30日なら、次の生理予定日のおよそ2週間前に起こるといわれています。ただ、月経周期によって排卵日は異なるため、排卵日にも個人差があります。排卵日までの数日間にわたって排卵検査薬を使用することで、 検査結果が陰性から陽性に変化するタイミング、つまり LHサージが起こるタイミングが分かります。


生理周期が不安定で、次の生理予定日がわからないという人は、直近の2〜3周期の中でもっとも短かった生理周期の日数をもとに、次の生理予定日を予測し、その日付から17日前を計算してみましょう。

排卵検査薬の使い方

排卵検査薬の使い方
①採尿部に尿をかける

排卵検査薬の先端にある採尿部に、説明書で指定された秒数で尿をかけます。使用する検査薬によっては、清潔な紙コップなどに採尿して、数秒間採尿部を浸すことでも検査できるものもあります。

②検査薬を水平な場所に置く

検査薬を水平な場所に置き、判定結果が出るまで待ちます。確認するまでの時間が早すぎたり、反対に遅すぎたりすると、判定結果が正しく出ない可能性があるので、説明書を確認し、指示通りの時間待つようにしましょう。

③検査結果を確認する

検査結果は、判定窓を観察して確認します。判定窓に現れる線は、検査が有効かを示すコントロールラインと、LHサージを判定するテストラインの2種類があります。テストラインとコントロールラインが同じくらいの濃さのときや、テストラインがコントロールラインよりも濃いときは、陽性とみなされます。一方で、テストラインに線が現れないときや、テストラインがコントロールラインよりも薄いときは、陰性とみなされます。

排卵検査薬の結果の見方

妊娠しやすいのはいつ?

もっとも妊娠しやすいのは、排卵日の2日前といわれています。これは、卵子の寿命がおよそ8〜12時間、精子の寿命がおよそ48〜72時間であることが関係しています。排卵検査薬で陽性反応が出たということは、LHサージが起こっていることを示しています。そのため、陽性反応が確認された当日から翌日にかけて、複数回タイミングをとることで、妊娠の可能性が高くなります。

排卵検査薬のメリット

排卵検査薬を使用するメリットは、排卵前に妊娠しやすいタイミングがわかることです。基礎体温だけで排卵日を予測するには、低温期から高温期に変化する時期、つまり排卵期を知ったうえで、次の周期以降で妊娠しやすいタイミングをはかる必要があります。その一方で、排卵検査薬を使用すれば、LHサージを確認することで排卵が起こる前に妊娠に最適な時期を知ることができます。


さらに、妊娠しやすい時期を知ることで、パートナーと効率よくタイミングをつかむことができます。今の時代では、お互いに忙しく、妊活のタイミングをとることが難しいと感じるカップルも少なくありません。排卵検査薬を活用して排卵日をより明確にし、パートナーと協力して妊活をしてみましょう。


また、排卵日を知る方法としてもっとも確実なのは、病院で検査を行うことです。卵胞が育っているかを確認する卵胞計測や、子宮内膜の厚さを調べる超音波検査などがあり、排卵の経過を正確に把握することができます。

検査における注意点

排卵検査薬を使用するうえで、いくつか注意すべき点があります。

毎日同じ時間に採尿する

検査時間の間が空きすぎてしまうと、LHサージを逃してしまう可能性があるので、継続して同じ時間帯に検査薬を使用しましょう。また、LHホルモンは朝一番で急上昇して、尿中に反映され始めるまでに2〜4時間程度かかるため、起きてから2時間以内の検査は避けましょう。検査前に大量の水分を摂取したり、汗をかいたりすることも、判定結果に影響を与えるため控えてください。

陰性が確認できるまで使用する

排卵検査薬で陽性反応が出たあとでも、陰性が確認できるまでは検査を続けましょう。一般的に、検査結果が陽性から陰性になったということは、排卵が行われたことを表しています。自分の排卵周期を知り、妊活に役立ててみましょう。

避妊目的では使わない

排卵検査薬は排卵日を予測して妊娠の可能性を上げるためのものであり、避妊を目的にはしていません。また、排卵検査薬の判定が誤っていることもあるので、
排卵日を避けたからといって妊娠の可能性がなくなるわけではありません。妊娠を望まない場合は、ピルやコンドームなどの避妊用のアイテムを用いましょう。

おすすめの排卵検査薬

【第1類医薬品】ドゥーテストLHII(12本)

尿中のLHホルモン濃度が30mIU/mLで陽性反応が出る排卵検査薬。2秒間尿をかけることでLHサージを判定します。採尿部が大きいため、尿が跳ねにくい構造となっています。また、判定窓がわかりやすく、初めて使う人にもおすすめです。

 【第1類医薬品】ドゥーテストLHII(12本)
【第1類医薬品】ドゥーテストLHII(12本)
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【第1類医薬品】 ウー・マン チェック LH 排卵日予測検査薬 (10本)

こちらも判定窓がわかりやすく、初めての排卵検査薬におすすめの商品。尿中のLHホルモンが25mIU/mLで陽性反応を示します。採尿部に5秒間尿をかけることで検査を行います。

【第1類医薬品】 ウー・マン チェック LH 排卵日予測検査薬 (10本)
【第1類医薬品】 ウー・マン チェック LH 排卵日予測検査薬 (10本)
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まとめ

今回は、排卵検査薬についてご紹介しました。まとめると以下の通りです。

  • 排卵検査薬とは、尿中のLHホルモンを検知し、排卵日を調べるアイテム
  • 基礎体温と組み合わせて使うことで、より精度高く排卵日を予測できる
  • 排卵検査薬は、生理予定日のおよそ17日前から使用する
  • 妊娠しやすいのは排卵日の2日前といわれているため、検査で陽性が出た当日または翌日に妊活のタイミングをとる
  • 排卵検査薬は、毎日同じ時間に正しく使用し、陽性が確認できても、陰性反応が出るまで検査を続ける
  • 排卵検査薬は、妊娠しやすいタイミングをはかるためのものであり、避妊用に使用しない

検査結果で陽性・陰性が続く場合は、LHホルモンの分泌に何らかの影響があることも考えられます。また、排卵検査薬を使って妊活をしていても半年以上妊娠できないときは、不妊の可能性を考えに入れてもよいかもしれません。いずれの場合も、できるだけ早く産婦人科を受診してみることをおすすめします。排卵検査薬は、自分の体のリズムをつかみ、妊娠のサポートをするものです。検査結果を写真などで記録すると、変化がわかりやすいのでおすすめです。ペアケアでは、排卵の有無を記録することができるので、ぜひ活用してみてください。パートナーと話し合いながら、無理のないペースで取り組んでみましょう。

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ペアケア編集部
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