
妊娠検査薬はいつから反応する?正しい使い方と注意点
妊娠検査薬とは?
「妊娠検査薬」とは、hCGホルモンとよばれる妊娠すると分泌されるホルモンの濃度を検出し、妊娠の可能性があるかどうかを判定する検査薬です。hCGは分泌されたあと、血液中や尿中に移行し、妊娠週数が進むにつれてその量は増加していきます。妊娠検査薬は、尿をかけることでhCGを検知し、反応を示す仕組みとなっています。
妊娠検査薬はどこで買える?
「赤ちゃんが欲しい」が行ったアンケートによると、妊娠検査薬の購入場所はドラッグストアがもっとも多く、およそ9割を占めていました。ドラッグストアには、さまざまな種類の妊娠検査薬が販売されていて、自分に合ったものを選ぶことができます。また、インターネットでも購入することができます。家事や仕事で忙しい方でも簡単に手に入るのは嬉しいですね。

妊娠検査薬の種類

妊娠検査薬には、「一般妊娠検査薬」と「早期妊娠検査薬」の2種類があります。
一般妊娠検査薬は、生理予定日のおよそ1週間後から使用でき、hCGの尿中レベルが50 mIU/ml以上になると陽性反応を示すようになります。生理が予定日より遅れていて、妊娠の可能性が考えられる場合に使用してみるのがいいでしょう。
一方で、早期妊娠検査薬は、生理予定日の数日前から使用でき、hCGの尿中レベルが25mIU/ml以上で陽性反応を示します。そのため、少しでも早く妊娠しているか知りたい方に向けた検査薬となっています。ただし、hCG濃度がより高い時期に使用する一般妊娠検査薬のほうが、判定の正確性は高いといわれています。また、早期妊娠検査薬は体外診断用医薬品であるため、薬剤師がいる薬局での対面販売のみとなります。
妊娠検査薬の使い方

検査を行う前に、検査キットに入っている説明書や、使用期限を確認しましょう。使用期限切れの検査薬は、反応試薬が分解されていて、正確な判定結果が出ない可能性があります。また、手はよく洗い、清潔な状態にしておきましょう。
説明書で指定された箇所に、指定された秒数で尿をかけます。また、妊娠検査薬を使用する上で、検査を行う時間帯も結果の正確さに影響を与えることがあります。朝一番の尿は比較的hCGの濃度が高いため、検査にもっとも適しているといわれています。
尿をかけた妊娠検査薬 は、正しく結果がでるよう水平な場所に置きましょう。場所をあらかじめ確保しておくことも大切です。判定が出るまでの時間は製品によって異なりますが、1分〜10分が目安です。 また、衛生面を考慮し、キャップはつけるようにしましょう。
検査後の反応の見方

検査結果は、一般的には結果表示窓とよばれる箇所を見ることで確認することができます。結果表示窓には、コントロールラインとテストラインの2つの領域があります。
コントロールラインは、検査が正常に機能したことを示すものです。これが表示されない場合は、検査薬は不良品とみなされ、結果は無効となります。
テストラインは、妊娠の可能性があるかを示すものです。ここに線が出た場合は、尿中にhCGが検出された、つまり妊娠している可能性が高いことを表しています。線が薄い場合でも、陽性とみなしてください。
また、陰性であっても結果に納得がいかない場合や妊娠の可能性に不安が残る場合は、繰り返し妊娠検査薬を使用してみましょう。
妊娠検査薬のメリット・デメリット
- 正しく使用すれば、判定精度が99%以上ととても高い
- 手軽に購入・使用できる
- すぐに結果が出る
- ひとりで検査でき、感情の整理をする時間がある
- 湿気に弱く、適切な保管が必要
- 特に早期妊娠検査薬の場合、誤判定のリスクがある
- 薄いテストラインが出たとき、不安になりやすい
おすすめの妊娠検査薬
手になじみやすい鉛筆形状の妊娠検査薬。はじめてでも簡単に使用することができ、検査結果と向き合うことへの不安に寄り添ったアイテムです。クリアボディで、結果が一目で見やすく、迷わず判断できるのは嬉しいですね。
判定方法がスティックにも記載されているため、検査後にその場で分かりやすく結果を確認することができます。確認サインもついているので、正しく検査できたか知れるのも安心できるポイントです。