「低用量ピル / 超低用量ピル」とは?周期投与と連続投与って?
「低用量ピル」と「超低用量ピル」について、藤東クリニックの院長・藤東先生に聞いてみました。
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監修医師:
藤東クリニック 理事長・院長
藤東 淳也
目次
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ピルとは
そもそも「ピル」とは一体どんなものなのでしょうか?
「ピル」とはエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンを配合したお薬で「経口避妊薬」とも呼ばれています。ピルには大きく分けて「低用量ピル」「超低用量ピル」「中用量ピル」「アフターピル」の4つの分類があります。
「低用量ピル / 超低用量ピル」の特徴
「低用量ピル」や「超低用量ピル」にはどんな特徴がありますか?
それぞれ女性ホルモンの配合量が違います。「低用量ピル」は避妊目的やPMS(月経前症候群)、月経痛の解消の目的で、「超低用量ピル」は低用量ピルよりも女性ホルモンの配合量が少ないため避妊目的では使えませんが、PMSや月経痛の解消を目的として処方されています。
どんな人に処方されるのか
先生の病院ではどんな方に処方することが多いでしょうか?
「低用量ピル」や「超低用量ピル」は、生理不順やPMSの症状が重い方、生理の量が重い方など、生理に関わるトラブルの解決法として処方することが多いですね。避妊目的として使いたい場合は「低用量ピル」の処方になります。
どのくらいの服用期間で効果が出るのでしょうか?
解決したい症状にもよりますが、大体1〜3ヶ月ぐらいで症状が安定してくる場合が多いです。
そうなんですね。ピルは何種類あるのでしょうか?
病院によって用意しているピルの商品数は異なりますが、保険適応ではない商品やジェネリックの商品も含めると世界で300以上の種類があります。
そんなにあるんですね…!どうやって患者それぞれに合ったピルを処方するのでしょうか?
お医者さん同士でもよく話題になるのですが、基本的にはまずは1つ試してみてもらって、もし何かトラブルがあれば別の種類を試してみてもらう、という方法が一般的です。
ピルの価格
なるほど。価格に違いはありますか?