ピルの効果ってあるの?飲むときに気をつけることは?
ピルの生理痛への効果
ピルを飲んだら、完全に生理の痛みはとれるのでしょうか?
痛みが10→0になることもあれば10→2の方もいらっしゃいますので、全員が全員スッキリと痛みがとれているわけではないですね。
ただ、飲まないよりは飲んで良かったという方が多いです。
そうじゃない場合はピルの種類を変えましょうとご提案しています。
ピルを処方してもらうには
どうやってピルを処方していただけるのでしょうか?
診察をして、症状に応じてその人にあったピルを処方しています。
飲み続けるなら血液検査を定期的にすることを勧めています。
どんな方にピルを処方することが多いですか?
生理痛で悩んでいる方が一番多いですね。もちろん避妊目的の方もいらっしゃいますが、月経困難症や過多月経で悩まれている方の方が多いです。
副作用や毎日飲み続けられるかが心配なのですが。。
飲みづらいとか効果がないような場合は途中で病院に来てもらって、ピルの種類を変えるよう勧めています。
副作用に関しては、時々吐き気止めも一緒に処方することもありますね。無理には勧めておりませんしピルから漢方に移行する方もいらっしゃいます。
ピル服用時に注意すること
ピルを飲んでいるときに気をつけることはありますか?
ピル飲んでいるときは、脱水症に気をつけた方がいいですね。
血栓症のリスクがあるので。
そのためにも定期的に血液検査を推奨しています。
脱水症にならないためにはどうしたら良いですか?
甘くないものを飲むことですね。あとは飲みやすいものであればなんでも大丈夫です。
他に気をつけることはありますか?
水分をこまめに取ることが大事です。特に冷暖房完備のオフィス内は乾燥しがち。またオフィス内で座りっぱなしはNG。
長時間座りっぱなしは静脈に溜まった血液が固まりやすくなってしまいます。
また、お酒は脱水を助長するので避けた方がいいです。
そうなんですね!
佐野先生・篠原先生教えていただきありがとうございました!
まとめ
この記事では、佐野先生・篠原先生に「ピルの効果」について、お話しいただきました。 ポイントをまとめると下記の通りです。
- 月経困難症や過多月経で悩まれている方にピルを処方することが多い。
- ピルを服用することで生理痛の痛みが軽くなる方が多い。
- ピルの服用時には血栓症のリスクもあるので脱水や長時間座りっぱなしにならないように気を付ける。
ピルは、避妊や生理不順の治療などに用いられるお薬です。低用量ピルや緊急避妊ピルなどがあり、正しく使用することで高い避妊効果が期待できます。しかし、副作用やリスクもあるた め医師との相談が必要です。ピルを使用する際には、正しい情報を得て、自分に合った方法で服用することが大切です。