生理中には「納豆」がおすすめ!含まれる栄養素とその効果とは?
生理中には「納豆」がおすすめ!
いろいろな種類があり、そのまま食べても、料理に合わせてもおいしい納豆。手軽に食べられるので、冷蔵庫に常備している家庭も多いのではないでしょうか?実は納豆は生理期間に摂りたい栄養素が豊富に含まれています。
「納豆」に含まれる栄養素とその効果
今回は「納豆」に含まれる栄養素の中でも、生理期間の不調に効果が期待できる栄養素をまとめてみました。
納豆が生理期間に効果的と言われる主な理由のひとつは、この「大豆イソフラボン」が含まれているから。イソフラボンは女性ホルモンの一種のエストロゲンと化学構造が似ており、似た働きをすると考えられています。そのため、摂取することで生理痛を和らげる効果が期待できますよ。また、納豆のほかにも、同じく大豆で作られる豆乳や豆腐にもイソフラボンが多く含まれています。
納豆には「鉄分(非ヘム鉄)」も豊富に含まれています。経血によって鉄分が不足しがちな生理期間にぜひおすすめしたい食材です。ただし、植物性の「非ヘム鉄」は、動物性の「ヘム鉄」よりも身体への吸収率が悪いため、吸収率を上げるために「ビタミンC」を含む食材を合わせて摂るようにするとよいでしょう。日本橋「フィーカレディースクリニック」の篠原先生によると、くだものやトマトのような、ビタミンCの多い食材を合わせて摂るのがおすすめだそう。
「食物繊維」は芋や海藻に多く含まれていますが、豆類の食材にも多く含まれています。生理前のお悩みとして多いのが ”便秘”。納豆には、便秘の改善やおなかの調子を整える作用を持つ「不溶性食物繊維」が豊富に含まれています。また、ねばねばとした食感が特徴の「水溶性食物繊維」も豊富で、糖質の吸収をおだやかにする作用が期待できます。「あゆみレディースクリニック高田馬場」の佐藤先生によると、便秘を改善するにはしっかりと食物繊維と水分、オリゴ糖やビフィズス菌・ラクトフェリンなどを積極的にとり、腸内細菌を増やしてあげるとよいのだそうですよ。
生理前後の生理痛対策に効果的なのが「マグネシウム」です。マグネシウムには筋肉の収縮を調整する機能があるため、生理痛の原因となる子宮の収縮を抑えてくれます。マグネシウムは豆類に多く含まれており、納豆にも1パックあたり約50mg含まれています。
「納豆」を使った生理中におすすめレシピ
そのまま食べても十分おいしい納豆ですが、ほかの食材にも合わせやすくてアレンジ自在!今回は生理中にぴったりのレシピをまとめてみました。
鉄分を多く含む食材・ほうれん草を納豆と合わせました。甘めのごまダレとパパッと和えるだけの簡単おかずです。あとひと品ほしいときにも重宝しそうです。
アボカドと納豆、キムチ、チーズを合わせて油揚げに詰めたら、とろとろ食感がおいしい一品のできあがり!アボカドやキムチも食物繊維が豊富なので、お通じ改善にも効果が期待できそうです。
手間がかかりそうに見えますが、つぶして混ぜて揚げるだけの簡単レシピ!ひじきには食物繊維のほか、ビタミンも豊富に含まれているので、納豆と組み合わせることで鉄分(非ヘム鉄)の吸収率を上げられますよ。
納豆、ツナマヨにゆで卵をあえるだけの簡単レシピ。納豆とツナの旨味がたっぷりです。納豆の中に入っているタレとからしも上手に活用します。工程も少なくパパッと作れるので辛い生理期間にもおすすめですよ。
「納豆」で生理中の不調を改善しよう
気軽に食べられておいしい「納豆」は生理前〜生理中の女性にぴったりの食材。貧血予防や便秘対策、PMS対策にも効果が期待できます。ほかの食材もバランスよく取り入れながら、生理期間の不調改善をめざしましょう!
まとめ
この記事では、生理中に「納豆」をおすすめする理由や含まれる栄養素ついてご紹介しました。ポイントをまとめると下記の通りです。
- 納豆に多く含まれる「イソフラボン」は、女性ホルモンと化学構造が似ており生理痛を和らげる効果が期待できる。
- 納豆に多く含まれる「食物繊維」は、便秘の改善や整腸機能の効果がある。
- 納豆に多く含まれる「鉄分」は、経血により不足しがち。貧血対策に効果的。吸収率を上げるために「ビタミンC」を含む食材を合わせて摂るとよい。
- 納豆に多く含まれる「マグネシウム」は、生理痛の原因となる子宮 の収縮を抑える効果が期待できる。
納豆には生理期間に摂りたい栄養素が豊富に含まれています。生理期間の食事に取り入れて、体調改善を目指しましょう。