緊急避妊薬の試験販売とは?薬局でアフターピルは購入できるの?
緊急避妊薬の試験販売とは?
緊急避妊薬が医師の処方箋なしで販売可能かを調査するため、全国145の薬局で試験的な販売が始まりました。試験販売は16歳以上を対象とし、16歳から18歳未満の人は保護者の同意が必要となります。また、緊急避妊薬の販売価格は7,000円から9,000円と想定されています。
試験販売でアフターピルを購入できる薬局は?
試験販売でアフターピルを購入できる方
●緊急避妊薬を購入して服用を希望し、研究参加同意をいただける16歳以上の女性(本人)
●未成年(16~17歳)の方は、研究参加にあたりご本人に加えて保護者等の同意が必要
詳しくは、日本薬剤師会のホームページをご覧ください
試験販売でアフターピルを購入できない方
●男性
●代理人
●研究参加に同意いただけない方
●妊娠している方
●妊娠が心配な性交から服用までの時間が72時間を超える方
●身体の状態によって緊急避妊薬が使用できない方(重篤な肝障害がある等。質問等により薬剤師が判断します)
●性交同意年齢に達していない方(16歳未満)
詳しくは、日本薬剤師会のホームページをご覧ください
試験販売でアフターピルを購入する方法
①薬局へ電話で事前相談
②薬局に公的身分証明書、スマートフォン、薬の購入費用、お薬手帳等必要などの持ち物を持っていく
③薬局で薬剤師と面談
④アフターピルの購入・服用
⑤アンケートへの回答(2回)
詳しくは、日本薬剤師会のホームページをご覧ください
そもそも「アフターピル」とは?
「アフターピル」とは、性行為後72時間以内に服用することで妊娠を防ぐことができるホルモン剤で “緊急避妊薬” とも呼ばれます。避妊に失敗したタイミングから時間が経てば経つほど効果が下がるため、できるだけ早く服用することが推奨されます。
ただし、アフターピルは一時的な避妊方法であって、通常の避妊法の代わりになるものではないことに注意が必要です。
薬局以外でのアフターピルの購入方法は?
藤東クリニック 理事長・院長藤東先生も説明されているように、アフターピルは婦人科や産婦人科を受診すると処方してもらえます。最近はオンライン診療で処方してもらえる場合もあるので、近くに病院がない場合はそのような方法もおすすめです。ただし、使用する本人の診療が必要なため、男性が処方してもらったり購入し たりすることはできません。
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「ソクピル」の強みは、その名の通りすぐにアフターピルが手に入ること。16:00までに決済完了で、原則翌日にピルをお届けしてもらえます。また、有料の「エクスプレス発送」を選択すると、関東圏の場合は当日10時までの決済完了、東京23区は17時までの決済完了で当日に発送可能。最短1時間でピルが手元に届きますよ。 (2024年8月現在)
▶️ 公式サイトはこちら
まとめ
この記事では、緊急避妊薬の試験販売について紹介をしました。 ポイントをまとめると下記の通りです。
- 医師の処方箋なしで販売可能かを調査するため、全国145の薬局で緊急避妊薬の試験的な販売が始まった。
- 試験販売は16歳以上の参加者を対象とし、16歳から18歳未満の人は保護者の同意が必要。
- 試験販売でアフターピルの購入ができない人は、男性、代理購入者、研究参加への同意が得られない人、既に妊娠している人、最後の性行為から72時間以上経過した人、緊急避妊薬の使用が身体の状態により不適切な人、及び16歳未満の未成年者です。
- 販売価格は7,000円から9,000円と想定されており、試験販売を行っている薬局の情報は日本薬剤師会のホームページから確認ができる。
- 購入者はアンケートに回答し、その結果は試験販売の検証に活用される。
- 試験販売でアフターピルを購入する方法は、日本薬剤師会のホームページで研究内容を理解した後、特定の薬局に電話で相談し、薬剤師と面談します。薬剤師から医薬品の説明を受け、同意したら購入し、服用します。
これまで緊急避妊薬を購入するには産婦人科での受診が必須でしたが、アクセスやプライバシーの問題がありました。これを解決するために、緊急避妊薬の試験販売が開始されました。今後は、緊急避妊薬の試験販売の拡大と本格的な薬局販売の実現が求められています。試験販売は来年3月末で終了予定ですが、予算が確保できれば継続する予定とのことです。