生理中には「まぐろ」がおすすめ!含まれる栄養素とその効果とは?
生理中には「まぐろ」がおすすめ!
お刺身の定番「まぐろ」は、世界中の海で獲れるため1年中おいしい味わいを楽しめます。実はまぐろには生理期間に摂りたい栄養素が豊富に含まれているんです。
「まぐろ」に含まれる栄養素とその効果
今回は「まぐろ」に含まれる栄養素の中でも、生理期間の不調に効果が期待できる栄養素をまとめてみました。
まぐろには神経伝達物質を作るのに必要な「ビタミンB6」が豊富に含まれています。この成分はイライラ・憂鬱などの心の不調にも効果があるといわれているので、PMSに悩む方にもおすすめしたい食材です。ビタミンB6が不足すると生理痛やつわりを強めてしまうといるので積極的に摂取するようにしましょう。
日本橋「フィーカレディースクリニック」の篠原先生によると、食材を焼く前の赤い色が「鉄分」の色だそう。そのため、赤身魚のまぐろには鉄分が豊富に含まれています。また、まぐろに含まれる鉄分は動物性の「ヘム鉄」で、動物性の「非ヘム鉄」の約2~3倍以上も吸収されやすいのが特徴です。経血によって鉄分が不足しがちな生理期間にぜひ取り入れたい食材ですね。
「DHA(ドコサヘキサエン酸)」と「EPA(イコサペンタエン酸)」は魚に多く含まれる不飽和脂肪酸。人体ではあ まり作ることができない栄養素なので、食べ物から摂取する必要があります。DHAとEPAには子宮を収縮させる「プロスタグランジン」という物質の合成を抑制する作用があるので、生理痛を和らげてくれますよ。ただし、熱を加えると脂と一緒に流れ落ちてしまうので、この栄養素を摂りたい場合は、なるべく生で食べたり、ホイル焼きにするなど脂を流さない工夫をするのがおすすめです。
「まぐろ」を使った生理中におすすめレシピ
「まぐろ」を使った生理中におすすめのレシピをまとめました。栄養素を逃さないようにするには加熱しない生の料理がおすすめですが、温かいごはんやおかずと合わせて、身体を冷やさないように気をつけてくださいね。
まぐろと同様に「ビタミンB6」を多く含むアボカド。まぐろとアボカドを和えてごはんにのせるだけの簡単どんぶりは栄養たっぷり。ハワイ語で「アヒ」はまぐろ、「ポキ」はアボカドを意 味するローカルフードです。
まぐろを塩昆布や調味料に漬け込んで味付け。漬け丼にしたり、出汁茶漬けにしてもおいしくいただけます。塩昆布の旨味たっぷりで安めのまぐろもおいしく仕上がりますよ。
ポン酢でさっぱりといただけるまぐろステーキのレシピ。ごまの香ばしい風味も食欲をそそります。まぐろは厚切りにしてDHAが流れないようにするのがおすすめですよ。
まぐろと同じく鉄分を多く含む「ほうれん草」と、イソフラボンたっぷりの「豆腐」を合わせた生理中に摂りたい栄養満点のサラダです。切って混ぜるだけで簡単に作れて、食べ応えもあるひと品です。
「まぐろ」で生理中の不調を改善しよう
鉄分やビタミンを多く含む「まぐろ」は生理前〜生理中の女性にぴったりの食材。スーパーで買ってそのまま生でも食べられるので、生理期間の身体が重い時期にも手軽に取り入れられそうですね。ほかの食材もバランスよく取り入れながら、生理期間の不調改善をめざしましょう!
まとめ
この記事では、生理中に「まぐろ」をおすすめする理由や含まれる栄養素ついてご紹介しました。 ポイントをまとめると下記の通りです。
- まぐろに多く含まれる「ビタミンB6」はイライラ・憂鬱などの心の不調に効果が期待できる。
- まぐろに多く含まれる「鉄分」は、経血により不足しがち。貧血対策に効果的です。
- まぐろに多く含まれる「DHA」と「EPA」は、生理痛の原因となる子宮の収縮を抑える効果が期待できる。ただし、熱を加えると脂と一緒に流れ落ちてしまうため、生で食べたり、ホイル焼きにするなどの工夫が必要。
まぐろには生理期間に摂りたい栄養素が豊富に含まれています。生理期間の食事に取り入れて、体調改善を目指しましょう。