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タンポンの正しい使い方。注意点やデメリットは?

タンポンの正しい使い方。注意点やデメリットは?

みなさんは「タンポン」を使ったことはありますか?膣内に挿入して経血を吸収する生理用品ですが、なんとなく怖いイメージを持っている方も多いのでは?今回はタンポンのメリット・デメリットや使い方をまとめてみました。
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タンポンとは?

「タンポン」とは、綿の吸収体を膣内に挿入して経血を吸収する生理用品のこと。経血が外に出る前に吸収してくれるので、ナプキンのようなデリケートゾーンの違和感が少なく、生理中でも蒸れにくいので快適に過ごせます。

タンポンを使ったことがある人は約3割

以前ペアケアで実施したアンケートによると、318人のペアケアユーザーのうちタンポンを使用したことがある方は全体の約3割。タンポンを知っていても、使用したことがない人は意外と多いようですね。

タンポンを使ったことがある人は約3割

タンポンの種類

タンポンの種類とその図解

市販のタンポンには「アプリケータータイプ」と「フィンガータイプ」の2種類があります。アプリケータータイプは、経血を吸収する吸収体を囲むようにプラスチックや紙のアプリケーターが付いていて膣に挿入しやすくなっています。フィンガータイプはアプリケーターがなく、吸収体のみのシンプルなタイプです。どちらのタイプも膣内から取り出すための紐がついています。


アプリケータータイプは、装着しやすいため初心者におすすめ。ドラッグストアでも多く取り扱われています。フィンガータイプの方はコンパクトでかさばらず、価格が控えめです。

タンポンの使い方

「アプリケータータイプ」のタンポンの使い方
「アプリケータータイプ」のタンポンの使い方

①トイレに入る前に手を洗い、清潔にしておきます。


②トイレに入り、タンポンを袋から取り出します。取り出し用の紐が付いていることを確認し、プラスチックアプリケーターの真ん中のギザギザした部分を、利き手の中指と親指でつまみます。


③そのままアプリケーターの紐が付いていない方を膣内に差し込みます。このとき体に力が入っているとうまく差し込めないので呼吸を整えながらリラックスして行いましょう。差し込む方向は上斜め後ろを意識すると入れやすいです。


④アプリケーターのギザギザの部分が膣の入り口まで到達したら、中指でギザギザ部分をつまんだまま、他の指で紐がついている側のプラスチック筒を体内に押し込みます。しっかりと押し込むと吸収体が体内にきれいに入ります。


⑤アプリケーターを抜き取ります。吸収体に付いている紐は取り出すときに使うので、ひっぱったり、切ったりせずに体の外に出しておきます。


⑥装着完了です。膣内に違和感を感じる場合はしっかりと奥まで装着できていない可能性があるので、抜き取って再チャレンジしてみましょう。

「フィンガータイプ」のタンポンの使い方
「フィンガータイプ」のタンポンの使い方

①トイレに入る前に手を洗い、清潔にしておきます。


②トイレに入り、タンポンの個包装を取り外します。吸収体に紐が付いていることを確認します。


③利き手の親指と中指でタンポンをはさみ、腟の中に人差し指で押し込みます。このとき人差し指の第2関節まで入るくらいまで奥に押し込むようにしましょう。体に力が入っているとうまく押し込めないので、呼吸を整えながらリラックスして行いましょう。差し込む方向は上斜め後ろを意識すると入れやすいです。


④装着完了です。吸収体に付いている紐は取り出すときに使うので、ひっぱったり、切ったりせずに体の外に出しておきます。膣内に違和感を感じる場合はしっかりと奥まで装着できていない可能性があるので、抜き取って再チャレンジしてみましょう。

タンポンの外し方

①トイレに入る前に手を洗い、清潔にしておきます。


②トイレに入り、トイレットペーパーを手に取っておきます。


③体の外に出ている紐の部分をゆっくりと引き、吸収体を体内から取り出します。体の力を抜いて斜め前に引っ張るようにすると取りやすいですよ。


④経血が手についた場合はトイレットペーパーで拭き、タンポンをエチケットボックスに捨てる(※)


※使用後のタンポンは絶対にトイレに流してはいけません。タンポンの捨て方についてはいろいろな方法があります。こちらの記事にまとめましたのでご覧ください。

タンポンのメリット・デメリット

タンポンのメリット

● 生理中のデリケートゾーンの違和感が少ない


● 膣内で経血を吸収するのでデリケートゾーンの蒸れやかぶれが起こりにくい


● 動いてもモレづらいので運動時にも役立つ


● 生理中でもプールや温泉にも入れる

タンポンのデメリット

● 慣れていないと装着に時間がかかる


● つけはずしの際に手が汚れる場合も


● 長時間使用すると「TSS(トキシックショック症候群)」の原因になる可能性がある

タンポンは何時間使えるの?

経血量によりますが、タンポンの使用時間は「4〜8時間」が目安です。8時間を超えて長時間タンポンを入れっぱなしにすると、ごくまれに「TSS(トキシックショック症候群)」という病気になる可能性もあります。TSSは、バクテリアの黄色ブドウ球菌が原因で引き起こされる病気で、急な発熱、めまい、吐き気などの症状が現れます。


タンポンを使用する際は、自分の経血量に合った吸収量のタンポンを使用し、清潔な手で抜き差しを行うこと。また、使用時間に気をつけていれば防げる病気ですので気をつけながら使用してみてくださいね。もしタンポンを使用している際に身体の異変を感じた際には、タンポンの使用を中止して、婦人科に相談するようにしましょう。

おすすめのタンポン

ソフィ「ソフトタンポン」

初めてタンポンを使う方におすすめの商品がこちら。アプリケータータイプなので、装着するのも簡単!軽い日から特に多い日まで、ラインナップが豊富なので、自分にあったものが見つけられるはず。

ソフィ「ソフトタンポン」スーパー 多い日用(32コ入×3個パック)
ソフィ「ソフトタンポン」スーパー 多い日用(32コ入×3個パック)
amzn.to
ソフィ「ソフトタンポン オーガニックコットン」

吸水体にオーガニックコットンを100%使用した、身体にやさしいタンポン。こちらもアプリケータータイプなので簡単に装着できますよ。また、個包装のパッケージデザインがかわいいのもうれしいポイントです。

ソフィ「ソフトタンポン オーガニックコットン」レギュラー 29個
ソフィ「ソフトタンポン オーガニックコットン」レギュラー 29個
amzn.to
エルディ「タンポン フィンガータイプ」

フィンガータイプのタンポンならこちらがおすすめ。フィンガーペールという指カバーが付いており、指が汚れづらく清潔に使えます。アプリケータータイプよりも低価格で、コンパクトに持ち運べる点もうれしいですね。

エルディ「タンポン フィンガータイプ」レギュラー(60コ入)
エルディ「タンポン フィンガータイプ」レギュラー(60コ入)
amzn.to

慣れればとっても快適!

生理中でも蒸れやかぶれしらずで快適に過ごせるタンポン。装着に慣れればナプキンと同じように手軽に使用できますよ。なんとなく怖いイメージがあって使ったことがなかった方もこの機会にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

この記事では「タンポン」ついてご紹介しました。 ポイントをまとめると下記の通りです。

  • 「タンポン」は綿の吸収体を膣内に挿入して経血を吸収する生理用品のこと。
  • アプリケータータイプとフィンガータイプの2種類があり、アプリケータータイプの方が初心者でも扱いやすい。
  • タンポンを装着する際、外す際には手を洗い清潔にしておく。
  • 装着時にはタンポンを膣内に入れ、吸水体についている紐は体外に出しておく。
  • タンポンの外す際は紐の部分をゆっくりと引き取り外す。
  • 使用後のタンポンは絶対にトイレに流してはいけない。
  • タンポンの使用時間は「4〜8時間」が目安。

慣れればナプキンよりも快適に生理期間を過ごせるタンポン。ぜひ上手に使いこなしてくださいね。

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ペアケア編集部
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